白鵬「いよいよ本場所だなと引き締まる」恒例綱打ち

若い衆に新調された綱を締めさせる白鵬(中央)

大相撲秋場所(9月8日初日、東京・両国国技館)で、3場所ぶり43度目の優勝を目指す横綱白鵬(34=宮城野)が27日、東京・墨田区内の部屋で、東京場所前恒例の綱打ちを行った。

すっかり恒例となった行事だが「いよいよ本場所だな、と締めてみると引き締まる。地方場所なら(場所前の)奉納土俵入り、東京ならこの綱打ち。(初日)直前になると、土俵祭でまた引き締まる」と柔和な表情の中にも、厳粛な気持ちを言葉で表現した。

夏巡業も皆勤。体調管理の難しい時期だが「東北、北海道から帰ってきた時には暑さの違いでビックリしたけど、少し涼しくなったかな」と乗り切った。7月の名古屋場所も皆勤。「無事に乗り越えたので、そこを思い出しながら臨めばいい」といい、懸念される右上腕部も「巡業の稽古でも痛みはなかったし、良くなっている」と、場所前の通院などでケアするものの、不安なしを強調した。

自身が休場した場所は、初優勝力士が続出。そんな流れに乗り「優勝を狙う」と堂々と公言する若手が台頭してきた。そんな時流には「そう言う(公言する)のが遅い。それなりに稽古して自信があるから言えるんだろう」と歓迎の様子。ただ、くぎを刺すことも忘れず「同年代が優勝したから自分も、というのはダメ」と単に流れに乗るのではなく「それなりに稽古したから自信になってるんだろうし(上位に)定着して自信になっているなら」と地力をつけることを説いた。

平成から令和になって3場所目。5月の夏場所は平幕の朝乃山、7月の名古屋場所は横綱鶴竜が賜杯を抱いた。「平成の大横綱」が狙うのは、令和初の優勝。「秋場所は去年、好成績を挙げている。縁起がいいからね」と、休場明けで全勝優勝した1年前を思い起こすように、力を込めた言葉で取材対応を締めくくった。