鶴竜、2場所連続優勝へ「流れをつかむことが大事」

土俵祭り前、笑顔を見せる鶴竜(撮影・鈴木正人)

7月の名古屋場所で6度目の優勝を果たした横綱鶴竜(34=井筒)が7日、翌日に初日を迎える大相撲秋場所(東京・両国国技館)を前に、土俵祭に出席。その後、同所で行われた優勝額贈呈式に、5月の夏場所で初優勝した平幕の朝乃山(25=高砂)とともに臨んだ。

2場所連続優勝がかかる場所に臨むにあたって「マイペースでやれることはやった。今場所も15日間、取り切るという思いで、また明日から集中し続けたい。場所に入って流れをつかむことが、いちばん大事。しっかり自信を持って臨みたい」と落ち着いた表情で話した。

場所を目前に、同じモンゴル出身横綱の白鵬(34=宮城野)が日本国籍を取得。自身について問われると「何とも答えづらい」と苦笑い。白鵬の心境を察するとすれば「1つスッキリしていいんじゃないかな、という感じはする」と話しつつ、重ねて自身の将来について聞かれると「ひじょうに難しい(質問)。簡単に『はい、そうですね』とは、なかなか言えない。(弟子を育てたいという)思いはあっても(簡単に決断)出来ることではないので」と、柔和な笑みを浮かべながらも、慎重に言葉を選んでいた。