鶴竜「戦えてない」稀勢の里以来3日連続金星配給

連敗の鶴竜は、力ない表情で記者の質問に答える(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇7日目◇14日◇東京・両国国技館

横綱鶴竜(34=井筒)がまさかの3連敗を喫した。先場所も金星を配給した平幕の友風にあえなくはたき込まれた。

「立ち合いは良くないですね。しっかり当たっていけば良かった」と中途半端な立ち合いを反省。気持ちの切り替えがうまくいかないのか「ちゃんと集中できてないのかな…。戦えてないですね」と元気がない。場所中は「流れをつかむのが大事」と公言する流れを取り戻せず「この地位(横綱)になると、難しいね」となかなか開き直れないようだ。

鶴竜は17年初場所で金星を3つ(御嶽海、荒鷲、勢戦)配給したが、3日連続は初めて。横綱としても、昨年初場所の稀勢の里以来13人目(17例目)の不名誉な記録となった。