千代の国4連勝で勝ち越し「しっかり行けました」

白石(右)を押し出しで下し勝ち名乗りを受ける千代の国(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇8日目◇15日◇東京・両国国技館

左膝複合靱帯(じんたい)損傷から4場所ぶりに復帰した元幕内の西幕下46枚目千代の国(29=九重)が、4連勝で勝ち越しを決めた。東同42枚目白石との全勝対決で、立ち合いから圧倒し、一瞬で押し出した。

「いや、しっかり行けました」。相手の白石は東洋大卒で、夏場所から三段目最下位格付け出しデビューした新星。「運動神経がよさそう。動きもいいですね」と分析した上で「攻め急いでバタバタしないよう気をつけました」という。

復帰からの4番を「ちょっとずつ前に出られているのがいいですね」と振り返る。残り3番。「目の前の1番(に集中する)だけですね」と勝敗を考えず、復活の階段を上っていく。