御嶽海が2度目賜杯、決定戦で貴景勝下す 秋場所

御嶽海(後方)は貴景勝を寄り切りで下し優勝を決める(撮影・足立雅史)

<大相撲秋場所>◇千秋楽◇22日◇東京・両国国技館

関脇御嶽海(26=出羽海)が2度目の賜杯を手にした。関脇貴景勝(23=千賀ノ浦)、前頭8枚目隠岐の海(34=八角)と並んで3敗で優勝争いトップに立ち迎えた千秋楽。小結遠藤(28=追手風)を寄り切りで下し、優勝決定戦で貴景勝を下した。

ともにかど番大関として臨んだ豪栄道(33=境川)と栃ノ心(31=春日野)の対決は、豪栄道が栃ノ心を下した。豪栄道は10勝5敗。栃ノ心は6勝9敗。

殊勲賞は、12勝3敗で2度目の優勝を果たした関脇御嶽海(26=出羽海)が5回目の受賞を決めた(三賞通算は8回目)。また対戦した1横綱2大関を破り10勝(5敗)を挙げた西前頭2枚目の朝乃山(25=高砂)も2回目(三賞は5回目)の受賞を決めた。

敢闘賞は、千秋楽まで優勝の可能性を残した東前頭8枚目の隠岐の海(34=八角)が4回目(三賞通算は5回目)の受賞。また新入幕で10勝5敗の成績を残した東前頭14枚目の剣翔(28=追手風)も受賞した。

技能賞は該当者なし。