千賀ノ浦親方涙、貴ノ富士と「顔合わせて話したい」

理事会に向かうため部屋を出る千賀ノ浦親方(2019年9月26日撮影)

日本相撲協会は7日、付け人への暴行や差別的発言を繰り返したため9月26日の理事会で自主引退を促す決議をした西十両5枚目の貴ノ富士(22=千賀ノ浦)に関する、これまでの経過を説明した。

部屋での謹慎を伝えられた貴ノ富士は先月27日以降、部屋には戻らず30日以降は音信不通の状態が続いているという。

貴ノ富士の師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は部屋を不在にし続けている貴ノ富士について「何かあったらと不安にもなる。本当に心配。顔を合わせて話をしたい」と涙を浮かべた。同親方によると都内のマンションに滞在しているという。貴ノ富士の居場所を複数回訪れたが、全く応答がないと説明した。