高安「痛みない」左肘負傷で秋場所全休も復活へ精力

秋場所休場の大関高安(右)は巡業合流初日のこの日、十両魁勝に胸を出す(撮影・加藤裕一)

大相撲の京都巡業が18日、京都市の島津アリーナ京都で行われ、左肘内側側副靱帯(じんたい)損傷で秋場所を全休した大関高安(29=田子ノ浦)が合流した。いきなり十両魁勝、平幕の阿武咲にぶつかり稽古で胸を出すなど、かど番で迎える九州場所での復活へ、精力的な動きを見せた。

左肘はサポーターでガードこそしているが、高安は「だいぶいい。痛みはないです。患部をしっかり回復させてから、筋力を鍛え上げてきた」と順調な歩みを強調。相撲をとる稽古も数日中には再開できそうと言う。「先場所前は稽古もできず悔しかった。今回はケアに専念して、もどかしかったけど、焦らずコツコツやってきた。あとは恐怖心だけ。場所前に思い切り稽古できるように、体を動かしていきたい」と話した。