朝乃山は鶴竜と 北勝富士は白鵬 九州場所初日取組

朝乃山

日本相撲協会審判部は8日、福岡国際センターで取組編成会議を開き、同所で開催される大相撲九州場所(10日初日、福岡国際センター)の初日と2日目の取組を発表した。

今場所は13年ぶりの小結4人となったが、東西2枚目の2人が初日に横綱と対戦することになった。結びの一番では新三役で西小結の朝乃山(25=高砂)が、先場所5日目に自身初の金星を獲得した東横綱鶴竜(34=陸奥)に挑戦する。その一番前では、返り三役の東小結北勝富士(27=八角)が、4場所ぶり43回目の優勝を目指す西横綱白鵬(34=宮城野)と対戦する。過去の対戦成績は、白鵬の5勝2敗だが、先場所は初日に北勝富士が勝ち、白鵬は自身初の初日金星配給となった。

大関復帰の貴景勝(23=千賀ノ浦)は、西前頭筆頭隠岐の海(34=八角)との対戦で滑り出す。2日目は朝乃山の挑戦を受ける。今場所の成績次第で大関昇進の可能性がある先場所覇者の関脇御嶽海(26=出羽海)は、初日が東前頭2枚目の妙義龍(33=境川)と、2日目は北勝富士と対戦する。関脇栃ノ心(32=春日野)は初日に西前頭2枚目の明生(24=立浪)、2日目は妙義龍と当たり、10勝以上での大関復帰を目指す。

十両以上の休場力士は、東前頭12枚目の逸ノ城(26=湊)1人。また、審判部の田子ノ浦審判委員(元前頭隆の鶴)が体調不良のため休場。代役は不知火親方(元小結若荒雄)が務める。9日は同所で九州場所の土俵祭が執り行われ、10日に初日を迎える。