白鵬「我慢でした」因縁の宝富士相手に1敗守る

宝富士(下)をはたき込みで破る白鵬(撮影・清水貴仁)

<大相撲九州場所>◇7日目◇16日◇福岡国際センター

白鵬が危なげなく単独トップの1敗を守った。

立ち合いはもろ差し狙いだったが、得意とは逆の左四つ。「我慢でしたね」と振り返った通り慌てず、相手の体勢を崩してから、最後ははたき込んだ。相手に力を出させず「その辺は、うまく取れたと思う」と納得顔。

先場所2日目の休場は、場所前の宝富士との三番稽古で、右手小指を骨折していたことが後から判明したため。因縁もあった相手に完勝し、勢いを加速させる。