朝青龍のおい豊昇龍「勉強」おじも戦った豊ノ島撃破

豊ノ島(左)を上手投げで破る豊昇龍(撮影・栗木一考)

<大相撲九州場所>◇11日目◇20日◇福岡国際センター

元横綱朝青龍のおい、西十両13枚目豊昇龍(20=立浪)が、西十両8枚目豊ノ島(36=時津風)を破り、連敗を3で止めた。

狙い通り右上手を取って、すぐに上手投げ。会心の一番だったが「早い相撲じゃなくて落ちついて相撲を取ることを意識した」と、一喜一憂することなく淡々と振り返った。

おじも現役時代に9度対戦がある相手だった。「おじさんも戦ったことがある。勝っても負けても勉強と思って相撲を取った」と、現役関取最年長の相手に胸を借りた。

場所前に新十両昇進祝いでおじが反物をプレゼントしてくれた。その反物で仕立てた着物を着て会場入りし始めた9日目以降、初白星となり「良かったです」と喜んだ。