高校相撲「稀勢の里ウィンターカップ」準備不足で延期

荒磯親方(2019年9月29日撮影)

大相撲の荒磯親方(33=元横綱稀勢の里)が30日、自らの現役時代のしこ名を冠し高校1、2年生を対象に12月23日に両国国技館で開催予定だった「高校相撲稀勢の里ウィンターカップ」を延期すると発表した。

同日、千葉市内の商業施設で開かれたトークショーに出演後、明かしたもの。7日に大会開催を発表していたが、準備不足は否めず「時間不足。認識の甘さがあった。ケガに対する保証とか、平日開催で(大会参加することで)出席になるには(=公欠扱い)、校長先生が認めないといけないなど(認識の)甘さがあった。準備不足なので延期しようと思う」と語った。

来年の開催を目指しているが、今回の延期で現在の高校2年生が参加できない可能性が大きい。「2年生が出られなくなるのは本当に申し訳ない。次は万全に(準備)して絶対にいい大会にしたい」と話した。今回、大会参加の問い合わせも多くあったといい「高校相撲に興味のある方たちもいて、反響があったのはうれしかった」と話した。