朝乃山に試練「いきなりですか」新関脇初日は御嶽海

本場所で使用する紫の締め込みを締めて稽古する新関脇の朝乃山(右)

新関脇の朝乃山(25=高砂)が試練の初日を迎える。大相撲初場所(12日初日、東京・両国国技館)の取組編成会議が10日、同所で行われ、初日の対戦相手が前頭御嶽海に決まった。過去1勝3敗と合口は悪いが、昨年春場所から5場所連続初日負けなしの勢いで乗り越える。2日目も合口の悪い前頭玉鷲との対戦が決定。経験豊富な相手から白星を奪い、2度目の優勝に向けて弾みをつける。

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都内の部屋での稽古を終え、初日の相手を報道陣から知らされた朝乃山は「いきなりですか」と驚きの表情を浮かべた。1学年しか変わらないが、2度の優勝や大関とりの場所を経験するなど、実績も経験も自分より上の御嶽海。今場所は前頭に陥落したが「初日から気合を入れないといけない。格上だと思っている」と引き締めた。相手の取り口について「立ち合いで当たってからの2歩目、3歩目が速い。立ち合いで負けると一気に持って行かれる。自分の出足で相手の出足を止めたい」と警戒した。

吉兆データはある。昨年九州場所は不戦勝も、5場所連続で初日負けなし。本人は「たまたま。でも勢いづけるために初日はやっぱり大事」と考える。2日目は過去1勝3敗の玉鷲が相手。合口の悪い相手が続くが、2連勝すれば間違いなく勢いづく。

この日は、本場所で使用する紫色の締め込みを締めて稽古するなど気合十分。今場所前は、田子ノ浦部屋への出稽古で荒磯親方(元横綱稀勢の里)から上位で相撲を取る厳しさを教えてもらうなど、充実した稽古を行ってきた。「命懸けで自分の型の右四つにならないと勝てない」と2度目の優勝に向けて言葉に力を込めた。【佐々木隆史】