休場白鵬に宮城野親方「腰も高くて出足もなかった」

白鵬休場を知らせる電光掲示(撮影・河田真司)

大相撲の横綱白鵬(34=宮城野)が初場所(東京・両国国技館)4日目の15日、日本相撲協会に「腰部挫傷、右踵部裂傷蜂窩(ほうか)織炎により、今後2週間の加療を要する見込み」との診断書を提出して休場した。

白鵬は初日白星発進も、2日目に遠藤、3日目は妙義龍に敗れて2日連続で金星を配給。白鵬にとって2日連続の金星配給は、18年初場所以来2年ぶり2回目だった。

師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)はこの日午前、都内の部屋で報道陣に対応。「番付発表前にかかとが割れていた。菌が入り昨日の夜に熱が出た」と説明。加えて遠藤戦で、腰を土俵上に強く打ちつけたという。宮城野親方は「本人も頑張りたい気持ちがあった。歳も歳で古傷もある。腰も高くて出足もなかった」と弟子の思いを代弁した。

白鵬の休場は2日目から休場した昨年秋場所以来、2場所ぶり14度目。4日目の対戦相手、東前頭2枚目北勝富士(27=八角)は不戦勝となる。