朝乃山、無観客開催に「テレビを意識して臨みたい」

時津風部屋の稽古場に向かう朝乃山(撮影・佐藤礼征)

大相撲春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)で大関とりに挑む関脇朝乃山(26=高砂)が2日、大阪市の時津風部屋に出稽古した。

関脇正代、前頭豊山らと計13番取って9勝。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、前日1日に史上初となる無観客開催が決まった。電話で取材に対応した朝乃山は「決まったからにはやるしかない。力士はみんな同じ気持ちだと思う。イメージはわかないけど、テレビで見られていることを意識して臨みたい」と意気込んだ。

相撲解説者の舞の海秀平氏(元小結)が、稽古を見学。26歳の大関候補について、舞の海氏は「体の張りや顔のつやが良かった。本場所はさらに集中力を高めると思う」と期待を寄せた。

舞の海氏は無観客の中、NHK大相撲の解説を務める。土俵まわりは静寂に包まれることが予想され「声が(土俵上の)力士に聞こえてしまうかも」と苦笑い。異様な空気感で場所に臨む力士には「一生に1度の本場所になる。お茶の間であがっている歓声に思いをはせてほしい」とエールを送った。