碧山悔し連敗で初優勝消えた「何と言えばいいのか」

記者の質問に答える碧山(撮影・前岡正明)

<大相撲春場所>◇14日目◇21日◇エディオンアリーナ大阪

西前頭13枚目碧山(33=春日野)の初優勝が消えた。横綱白鵬と2敗同士で対戦し、頭からかまし、激しい突き押しで渡り合ったが、右の突きでバランスを崩した際、上手投げで前に落ちた。

不戦勝1つを除き、20戦全敗だった相手に21敗目。「立ち合いは良かったです。いけると思ったけど、うまく(横に)回られました」。気迫あふれる取口を「相撲は悪くないけど、負けましたから」と振り返り「残念です」とポツリ。12日目で単独トップに立ちながら、2連敗で優勝を逃した。「何と言えばいいのかわかりません」と声を落とした。