貴闘力四男の夢道鵬、全勝で三段目優勝決定戦へ

夢道鵬(19年11月撮影)

<大相撲7月場所>◇13日目◇31日◇東京・両国国技館

元横綱大鵬の孫で、元関脇貴闘力の四男、西三段目84枚目夢道鵬(むどうほう、18=大嶽)が、7戦全勝で三段目の優勝決定戦に進んだ。

東序二段28枚目大飛翔との一番。左四つで力強く寄り切った。全勝が懸かる取組に「結構緊張しました。最初かましていこうと思ったけど、迷ってしまった。慌てずにできたので良かった」と胸をなで下ろした。

三男の幕下納谷、次男の序ノ口鵬山と大嶽部屋の3兄弟として注目を集めている。末っ子の夢道鵬は埼玉栄高を卒業したばかり。部屋の稽古では納谷と相撲を取ることもあるといい「勝てないんですけど…」と苦笑いを浮かべた。

千秋楽で東三段目67枚目深井との優勝決定戦に臨む。期待のサラブレッドは「思い切って当たって、悔いのないようにぶつかっていきたい」と、気持ちを高めていた。