阿武咲ようやく初日「本当に苦しかったし長かった」

勢(右)を攻める阿武咲(撮影・河田真司)

<大相撲7月場所>◇14日目◇1日◇東京・両国国技館

西前頭2枚目阿武咲(24=阿武松)にようやく初日が出た。低い当たりで相手を起こし、強烈な左のはず押しで勢を圧倒。土俵上で大きくうなずき、大きな拍手に包まれた。

「本当に苦しかったし長かったけど、白星が出て良かった」。初日から14連敗なら13年名古屋場所の大道以来だったが「そういうときに腐っているようじゃまだまだ。自分を貫こうと思って我慢してやっていた」と気迫で連敗を止めた。