二子山親方は「腹痛を訴えていた」取組合間にトイレ

用を済ませた二子山親方は正代と遠藤の一番直前に空いている白房下に座る(撮影・小沢裕)

<大相撲秋場所>◇3日目◇15日◇東京・両国国技館

勝負審判が、取組の合間にトイレに行くという珍しい場面があった。幕内後半の隆の勝-御嶽海戦後、審判を務めていた二子山親方(元大関雅山)が席を立った。白房下が不在となり、NHK大相撲中継でアナウンサーが「お手洗いにいかれたようです」とリポートした。

二子山親方は、次の取組の正代-遠藤戦が始まる前に復帰。時間前に立ち合うことがなかったため、進行には影響しなかった。

打ち出し後、電話取材に応じた伊勢ケ浜審判長(元横綱旭富士)は「腹痛を訴えていた。無理して座っていたらしい。差し込むような痛みで、どうしても我慢できずにトイレにいった」と説明した。体調不良は打ち出し後に知ったという。二子山親方の様子について「顔色も悪く、汗も出ていた」と明かした。