琴勝峰が6勝目「意識した」同期ライバル豊昇龍下す

豊昇龍(右)を突き落としで破る琴勝峰(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>◇7日目◇19日◇東京・両国国技館

東前頭12枚目琴勝峰(21=佐渡ケ嶽)が、ライバルの西前頭16枚目豊昇龍(21=立浪)を下して6勝目を挙げた。右を差されて土俵際に追い込まれが、豊昇龍の下がった頭を左手で押さえながら突き落とした。

何とか勝ちを拾う結果となり「ちょっと意識した。なるべくしないようにしたけど、しちゃいました」と反省した。豊昇龍とは17年九州場所でともに角界入りした同期であり、学年も同じ。学生時代からのライバルとだけあって、この日の一番は力が入った。

幕内では初対戦で、角界入り後は通算4戦全勝。今後も対戦を重ねていくであろう豊昇龍について「競い合いながらお互いを高めあえる存在になりたい」と話した。