大相撲11月場所、観客上限5000人に引き上げ

両国国技館の外観(2020年5月4日)

日本相撲協会は19日、東京・両国国技館で理事会を開き、大相撲11月場所(11月8日初日、両国国技館)の開催概要を承認し、約2500人だった観客の上限を約5000人に引き上げることを発表した。新型コロナウイルスの感染拡大のリスクを避けるため、通常の福岡開催でなく日程を変えずに東京で開催することは、既に7月の理事会で決まっている。

3月の春場所は無観客、5月の夏場所は中止された大相撲の本場所だが、再開された7月からは通常約1万1000人収容の両国国技館で、1日当たり総観客数を25%の約2500人に縮小して開催。4人桝席は1人しか入れず、いす席は横に3席空け前後は互い違いにするなど、感染防止策を講じてきた。

プロ野球、サッカーJリーグなどのイベント開催で入場制限が緩和される中、大相撲は9月の秋場所も7月場所同様に規制を緩めなかったが、11月場所から緩和する。

桝席に関しては、4人桝席を2人桝とし、桝内の座布団は斜めにずらしての使用となる。いす席は前後左右を1席空けて着席。7月と9月は使用しなかった、たまり席は5列と7列のみを1席空ける(使用は維持員の一部と関係者のみ)。これで総席数は「行政指導の範囲内」の約5000席となる。

感染防止策については、マスク着用の徹底、飲食スペースの設置、消毒液のポンプ式から自動手指消毒機への変更及び台数の増加、全取組終了後の規制退場を2回から4回にする、などの改善、強化を図る。また場内禁酒、マスク着用、入場時の体温測定、ミニ消毒液配布などは従来同様に行い、館内売店での「地域共通クーポン」(紙、電子)の対応も行う。入場券は20日から公式販売サイト「チケット大相撲」で受け付ける。また36ページに及ぶ「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」の第3版も発表。日常生活の諸注意など細かに記されており、7月13日の初版から4ページ増のものとなっている。

日本相撲協会の八角理事長は「専門家のアドバイスを受けながら11月場所の開催方法を一部変更しました。今後も一層の感染防止策を図り『安心安全な大相撲観戦』を開催する所存です」とコメントした。