北の若が取り直しで勝ち越し王手「対応できた」

寺沢(左)を寄り切りで破る北の若(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇8日日◇17日◇東京・両国国技館

元高校横綱のホープ、東幕下11枚目の北の若(20=八角)が、同体取り直しの末に寺沢を寄り切って3勝目(1敗)と勝ち越しに王手をかけた。

「1回目は張り差しと思っていたのがもろ差しでタイミングをずらされた」と振り返る通り、内容的には完敗だった。一気に運ばれた土俵際で上手投げを打ち返しての同体取り直し。仕切り直しの一番は「うまく対応できた」と気持ちを新たに、自分の形で完勝した。

「疲れはまったくないです。(最初の相撲のように)下がりながらの投げはやめて、我慢して前に出るようにやっていきたい」と反省をして前を向いた。