大混戦!幕下96年名古屋場所以来の9人でV争いへ

初場所が行われている東京・両国国技館(2021年1月10日撮影)

<大相撲初場所>◇13日目◇22日◇東京・両国国技館

幕下の優勝争いが、一気に大混戦模様となった。12日目までの全勝は、西幕下8枚目将豊竜(24=時津風)と西幕下48枚目浜豊(25=時津風)の2人だけ。2人は同部屋のため、この日の本割での直接対決は組まれなかった。

先に取組を行った浜豊は5勝1敗の竜勢に負け、その2番後に土俵に立った将豊竜も、5勝1敗の錦富士に負けて全勝力士が消えた。錦富士、将豊竜、竜勢、魁、芝、浜豊、二本柳、琴翼、深海山の6勝1敗で並んだ9人が、24日の千秋楽で優勝決定戦に臨むことになった。幕下での9人による決定戦は96年名古屋場所以来。

優勝決定戦ではまず、5人に絞るところから始まる。9人で抽選を行い、不戦となった1人を除いた8人で取組を実施。その後、勝者4人と不戦1人の5人で再び抽選を行い、新たに不戦となった1人を除いた4人で取組を実施し、勝者2人と不戦1人の3人でともえ戦を行うことになる。