美ノ海が休場 十両以上18人目、戦後最多を更新

22日、貴源治との取組で土俵下に落ち痛そうな表情を見せる美ノ海(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇14日目◇23日◇東京・両国国技館

西十両3枚目美ノ海(27=木瀬)が初場所14日目の23日、日本相撲協会に「脳振とうにより1月場所の休場を要する」との診断書を提出して休場した。

十両以上の休場者は18人目。10日目に大関貴景勝が休場して02年名古屋場所の16人を上回り戦後最多となっていたが、更新する形となった。

美ノ海は前日13日目の貴源治戦で寄り切られた際に、土俵下に転落して背面を強打。しばらく立ち上がれず、若者頭の肩を借りて花道に下がっていた。

美ノ海の休場は16年春場所の初土俵以降、初めて。14日目の対戦相手、東白龍は不戦勝で勝ち越しを決めた。