炎鵬「これで少し楽に」連勝6で止まるも落ち込まず

東龍(右)に上手出し投げで敗れる炎鵬(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇7日目◇東京・両国国技館

東十両6枚目炎鵬(26=宮城野)が、西十両7枚目東龍(33=玉ノ井)に敗れて、初日からの連勝が6で止まった。

立ち合いは当たって左に動き、東龍の懐に入り込もうとした。はず押しから左を差して中に入ったが、東龍に右上手を与えてしまい覆いかぶさられた。のしかられる形となり、身動きが取れずに上手出し投げに屈すると、悔しそうな表情で天を見つめた。「途中まではよかったけど、先にまわしを取られたのが良くなかった。先に取られて動けなくなった。やられたなという感じ。考えすぎた」と反省した。

初日からの連勝記録は、関取として自己最多の6で止まった。「連勝も少し頭にあった」と意識したというが「これで少し楽になった。ここからさらに、気を引き締めていけるようにしたい」と初黒星にも落ち込むことなく幕内復帰を狙う。