照ノ富士の大関復帰が事実上決定、臨時理事会を承認

賜杯を手にする照ノ富士(撮影・河田真司)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇28日◇東京・両国国技館

関脇照ノ富士(29=伊勢ケ浜)の大関復帰が事実上、決まった。単独先頭で迎えた千秋楽。大関貴景勝を押し出して12勝目を挙げ、3度目の優勝を果たした。

打ち出し後、伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)が大関昇進を諮る臨時理事会の招集を八角理事長(元横綱北勝海)に要請して八角理事長が承認した。31日の臨時理事会、夏場所の番付編成会議を経て「大関照ノ富士」が帰ってくる。

照ノ富士は返り三役の昨年11月場所で13勝、関脇の初場所で11勝を挙げていた。大関昇進の目安は「三役で3場所33勝」だが、今場所の12勝で目安を上回る「36勝」となっていた。