宇良3連勝、土俵際で肩すかし「うまく切り返せた」幕内復帰に前進

千代ノ皇(左)を肩すかしで破る宇良(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>◇3日目◇11日◇東京・両国国技館

西十両2枚目の宇良(28=木瀬)が、3連勝で幕内復帰に前進した。西十両筆頭の千代ノ皇と対戦。宇良は低い立ち合いからおっつけながら右を差し、下がりながら土俵際で鮮やかに肩すかしを決めた。

取組後は「ちょっと余裕なかったかもしれないけど、うまく切り返せてよかった」と振り返る。3連勝にも「始まったばかり。今場所はとにかく白星を重ねていきたいと思うばかりですね」と言った。

4日目からは有観客となる。「観客がいないから力が入らないとか、集中できないとかはなかった。お客さんが入るから相撲内容が変わるではなく、楽しみに来てくれたファンの期待に応えられるのが力士の務め」。角界を代表する業師として、館内を盛り上げていく。