朝乃山が5勝目「左から耐えられたので最後は思い切り投げた」

阿武咲(右)を小手投げで破った朝乃山(撮影・河田真司)

<大相撲夏場所>◇9日日◇17日◇東京・両国国技館

大関朝乃山(27=高砂)が、踏みとどまった。結びの一番で阿武咲に得意の右四つを巻きかえられて、左四つとなって攻め込まれたが、最後は右からの小手投げが決まった。

「立ち合いがダメですし押されたが、左から耐えられたので最後は思い切り投げたつもり」

苦闘が続く。前日8日目は豊昇龍の内掛けに屈し、4勝4敗の五分となっていた。「気持ちを切り替えて思い切りいきました」。本来の立ち合いは不発でも、好調力士を相手の白星は今後へのきっかけとなる。