正代が2度目のかど番脱出「ずっと息苦しかったのがなくなった」

宝富士(右)と攻め合う正代(撮影・鈴木正人)

<大相撲夏場所>13日目◇21日◇東京・両国国技館

大関正代(29=時津風)が宝富士を寄り切って勝ち越し、2度目のかど番脱出を果たした。左を差し込み、粘る相手に体を寄せていった。必死の相撲で大きな白星を手にして「ずっと息苦しかったのがなくなった感じですね。(取組直後にうなずいたのは)かど番で場所前から重圧を感じていたから、そういうしぐさが出たのかもしれない」。

8日目から3連敗など、厳しい土俵が続いた。「3連敗して気持ちも落ちていたが、あきらめず集中できたのがよかった」と振り返る。

今年初場所は休場明けで初のかど番を乗り切った。「緊張感は前回の方があった。ただ、かど番のやりづらさは前回と同じだけありました。土俵際で逆転を気にして見てしまったり、引いてしまったり。悪いタイミングが重なった」。自分の思うような相撲がとれなかった。

大関として優勝を争う責務を果たせなかったのも事実。「来場所に何とかつなげられた。もっといい相撲をとれたらと思っている」。かど番の呪縛から解き放たれ、大関の仕事をまっとうすることを誓った。