白鵬復調に太鼓判「気持ち出てた」と伊勢ケ浜審判部長、愛弟子にはダメ出し

隆の勝(下)を突き落としで破る白鵬、行司は式守伊之助(撮影・鈴木正人)

<大相撲名古屋場所>4日目◇7日◇ドルフィンズアリーナ=愛知県体育館

幕内後半の審判長を務めた伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)は、横綱白鵬の復調に太鼓判を押した。

隆の勝に攻め込まれる危ない相撲だったが、「しっかり動けていたと思う。気力がないと、ああいう動きはできない。相撲内容はよくないが、気持ちが(全面に)出ていた。気持ちはなえていない。ここから勝ち星を重ねていくと、さらによくなるかもしれない」。

綱とりの大関照ノ富士もひやりの相撲内容だった。「いい相撲じゃありませんね。慎重に相手の動きを見ていったと思うが、引いてはいけません」と愛弟子の相撲には厳しかった。