朝青龍のおい豊昇龍、正代撃破で自己最速勝ち越し「口には出せないけど」

豊昇龍(左)は正代を寄り倒しで破る(撮影・小沢裕)

<大相撲名古屋場所>11日目◇14日◇ドルフィンズアリーナ=愛知県体育館

元横綱朝青龍のおい、西前頭5枚目の豊昇龍(22=立浪)が、大関正代(29=時津風)を撃破して勝ち越しを決めた。

攻めたのは大関だった。しかし引いたところで右上手をつかんだ豊昇龍は、正代が下手投げを打ってきたところ、逆に足を絡ませながら体を寄せて尻もちをつかせた。「しっかり当たって起こして前に出ようと。何より勝ってよかったです」と笑顔を見せた。

11日目の勝ち越しは自己最速。「うれしいです」。残り4日。2桁が目標か問われ、「口には出せないけど、思っていることはあるんで」と言った。