長内が決定戦制し序二段V「まずは勝ち越しを目指し番付を上げていきたい」

序二段優勝決定戦、長内(左)は藤青雲に力強く寄る(撮影・森本幸一)

<大相撲名古屋場所>千秋楽◇18日◇ドルフィンズアリーナ

序二段は近大出身の東52枚目・長内(22=高砂)が、明大出身の東15枚目・東青雲(23=藤島)との決定戦を制して優勝した。

「四つにならないよう左か右をとっておがんでいこうと思っていた」というイメージとは違ってもろ差し。そこからすぐに切り替えた。「2本差さったんで走るしかないと。落ち着いてとれてよかったです」。休まず攻めて、最後は下手投げで下した。

「ホッとしてます。決定戦になると決まってからずっと緊張していました」。身長174センチと小柄ながら、しぶとく食らいつく相撲が持ち味。「次は三段目。まずは勝ち越しを目指して番付を上げていきたい」と意気込んだ。