新関脇の明生、仕上がり順調 目標大関へ「力をこの地位で付けたい」

明生(2021年7月8日撮影)

大相撲秋場所(12日初日、東京・両国国技館)まで残り5日となった7日、新関脇として臨む明生(26=立浪)が朝稽古後に、報道陣の電話取材に応じた。

立浪部屋には、初の上位総当たりとなる東前頭筆頭の豊昇龍(22)、十両の天空海(30)と3人の関取衆がいる。番付発表後は関取衆の申し合いで汗を流していたが、場所が近いせいかこの日の明生は、幕下以下の力士と20番以上の稽古で汗を流した。関脇初陣で臨む、ここまでの仕上がりは「順調に大けがもなく来ている感じ」と話し、関脇という番付に関係なく「いつも通り気合は入ってます」と意気込んだ。

課題として意識していることは「圧力をもっと付けたいと思って稽古している」と言う。先月30日の番付発表の際は、目標として「大関」の2文字を口にした。新三役の先場所は小結で8勝。今場所は2ケタ勝利の「起点づくり」が目標になるが「自分はまだ全然、大関とかそういう力はないと思っている。その力をこの地位で付けたい」と、まずは足元を見つめた。やってみたい対戦相手についても「相手より自分の精神面かなと思っている」と大風呂敷は広げない。

先場所は「いろいろ試している感じで」と話すように、考えるところがあって体重を減らし148キロで臨んだ。ただ「いい面もいっぱいあったけど、少し(相手の)圧力を感じたので今回は、また戻して臨もうと思っています」と修正する。ここまでは「今のところ何の問題もなく来ていると思う。上を目指して自分の相撲を貫いて行きたい」。横綱白鵬の休場で、現状の出場力士の中で番付序列5番目の男が「実りの秋」を目指す。