新横綱照ノ富士の土俵入りに「ウルッときた」太刀持ち務めた同部屋の宝富士

大相撲秋場所初日の横綱照ノ富士の土俵入り(中央)。露払い照強(手前左)太刀持ち宝富士(撮影・河田真司)

<大相撲秋場所>初日◇12日◇東京・両国国技館

西前頭5枚目宝富士(34=伊勢ケ浜)が、太刀持ちを務めた新横綱照ノ富士の土俵入りについて「ちょっと感動というか、ウルッときたものがあった」と感激したことを明かした。

横綱土俵入りで太刀持ちを務めるのは白鵬、日馬富士に続いて3人目。「今まで照ノ富士関を入れて3人土俵入りをさせてもらったことは光栄。ちょうど横綱の背中を見たときに、ちょっと感動というかウルッときたものがあった」。さらに「ライトのせいか光って見えました」と笑顔。会場の照明も、新横綱の晴れ舞台を見事に演出していたのかもしれない。

同じ部屋で照ノ富士の努力を間近で見てきた。「すごいと思います。それで太刀持ちができるのもありがたい」。

相撲は東前頭6枚目まで番付を戻した宇良を危なげなく押し出し、白星発進。取組前に重い太刀を持ってそんきょを維持するのも体力を使うのでは、という見方もあるが「僕はどちらかというと横綱土俵入りした方が体も動いて調子がいい。いい方向にいっていると思う」と前向きに捉えていた。