剣翔が気合の再出場で白星、蜂窩織炎で40度発熱も点滴打ち解熱剤飲む

剣翔(右)は千代丸を寄り切りで破る(撮影・柴田隆二)

<大相撲秋場所>5日日◇16日◇東京・両国国技館

西前頭13枚目の剣翔(30=追手風)が、気合の再出場を白星で飾った。

前日4日目、40度の発熱で「やむをえずです」と休場した。診断結果は右足の蜂窩(ほうか)織炎。この日朝も「39度ありました」と言うが、点滴を打ち、解熱剤を飲んで、土俵に上がった。

千代丸との一番。立ち合い、左に変わって最後はもろ差しになって寄り切った。「一発にかけようと思って。いい相撲より、白星がほしかった」。必死さだけで千代丸を攻めたて、寄り切った。

これで2勝3敗とした。「熱があると足が痛くなる。全力で頑張ります」。今後も気力全開で、立ち向かっていく。