豊昇龍が一本背負い!「自分でも分からなかった」幕内では豪風以来4年ぶり

若隆景(左)を一本背負いで破る豊昇龍(撮影・野上伸悟)

<大相撲秋場所>9日目◇20日◇東京・両国国技館

東前頭筆頭の豊昇龍(22=立浪)が、一本背負いを決めた。同3枚目の若隆景(26=荒汐)と対戦。差されそうになった相手の右腕を抱えて網打ちを繰り出そうとしたが、こらえられた。すると、その右腕を持って豪快に投げた。

行司軍配は若隆景に上がったが、協議の末に差し違えで豊昇龍の勝ちとなった。幕内で一本背負いが出たのは、2017年初場所中日に豪風が魁聖に決めて以来、4年ぶり。

豊昇龍は「何より勝ってよかったです。自分でもあまりよく分かんなかったですけど、体の反応が良かったと思います」と振り返った。急性へんとう炎で5日目から3日間休場したが、再出場後は連勝し、3勝4敗2休とした。