伊勢ケ浜審判長「その時点でもう負けてます」逸ノ城まげつかみ 貴景勝白星

貴景勝(右)の髷をつかみ反則負けになる逸ノ城(撮影・鈴木正人)

<大相撲九州場所>◇8日目◇21日◇福岡国際センター

幕内後半戦の伊勢ケ浜審判長(元横綱旭富士)が、まげをつかむ反則があった大関貴景勝(25=常盤山)と小結逸ノ城(28=湊)の一番について説明した。

初日から無傷の7連勝で勝ち越しを懸けた貴景勝は、やや立ち遅れて逸ノ城を押し切れず、左四つに組み止められてしまった。

1分以上の膠着(こうちゃく)状態から逸ノ城が左も差して一気に前に出て、貴景勝を土俵下に吹っ飛ばした。行司軍配は逸ノ城に上がったが、物言いがつき、審判部の協議の結果、伊勢ケ浜審判長は「ただいまの協議について説明します。行司軍配は逸ノ城に上がりましたが、逸ノ城が貴景勝のまげをつかんで引っ張っており、反則とし貴景勝の勝ちといたします」と説明。逸ノ城の反則負けで、貴景勝の中日勝ち越しが決まった。

組み止める直前に、もみあいの中で逸ノ城が左手で貴景勝のまげを引っ張る場面があったという。

打ち出し後に取材に応じた伊勢ケ浜審判長は「(貴景勝は)勝ちですからね。勝ちは勝ちですから。(逸ノ城は)もったいないというか、最初にまげをつかんで引っ張って動きが止まって、それからの相撲だから。その時点でもう負けてますからね」と話した。