若隆景、合同稽古で申し合い 11番取って7勝4敗「貴重な場」と充実感

若隆景(2021年11月15日撮影)

4日間の日程で行われる大相撲の関取衆による合同稽古が20日、東京・両国国技館内の相撲教習所で始まり、来年の大相撲初場所(1月9日初日、両国国技館)に向けて、関取衆11人が参加して約1時間の申し合い稽古などで汗を流した。

小兵ながら押し相撲で幕内上位をキープし続けている若隆景(27=荒汐)は、申し合いで11番取って7勝4敗と勝ち越した。番数については「明日から、もうちょっと番数を増やしたい」と段階を踏む予定だが、まずは「他の関取衆と稽古できてよかったと思います。他の部屋の関取衆と(稽古)出来る貴重な場なので」と充実感を口にした。

西前頭筆頭で臨んだ九州場所は、7敗目を喫してからの6連勝。相撲の取り口同様、驚異の粘り腰で勝ち越しを決めた。それでも返り三役の可能性は低く、番付は西から東の筆頭にスライドするだけとなりそうだが「また、しっかり気を引き締めたいと思います」と初場所に臨む気持ちを端的に話し、新年についても「三役に戻れるように、三役に定着できるように、しっかり稽古してやっていきたいと思います」と続けた。