103年ぶり偉業へ照ノ富士20連勝「落ち着いてやれたんじゃないか」淡々

勝ち名乗りを受ける照ノ富士(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇2日目◇10日◇東京・両国国技館

103年ぶりの偉業に挑む横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)は、東前頭筆頭の若隆景を下して、昨年秋場所13日目からの連勝を「20」に伸ばした。

若隆景の攻めを慌てずに対処した。立ち合いから右をたぐられて相手を呼び込む形になったが、立て直して相手の左を抱えると、豪快な小手投げでたたきつけた。「正面においていこうと思っていました。落ち着いてやれたんじゃないかと思います」と淡々と振り返った。

1919年の栃木山以来の新横綱から3場所連続優勝に向けて、6場所連続の連勝発進。先々場所からの連勝は「20」に伸びたが「特に考えてもない。別にそういうこと(記録)にこだわっているわけじゃないので」と話した。