照ノ富士103年ぶり快挙Vへ7勝1敗で折り返し「自分の相撲に集中して」

隠岐の海(左)と力いっぱいぶつかる照ノ富士(撮影・河野匠)

<大相撲初場所>◇8日目◇16日◇東京・両国国技館

103年ぶりの快挙に挑む横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)は、東前頭4枚目隠岐の海を問題にせず、7勝1敗で中日を折り返した。

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190センチ、158キロの隠岐の海を浮かせた。立ち合い踏み込んですぐに左前まわしを取ると、右も取って外四つ。両まわしを引きつけてあっという間に寄り切った。

相手の巻き替えにも動じず「冷静に取れたかなと思う。体が勝手に動いてくれた」。6日目に初黒星を喫したが、立て直して再び連勝。「(体の状態は)終わってみないと(分からない)。悪くはないんじゃないか」。

勝ちっ放しは関脇御嶽海1人で、1敗も照ノ富士だけ。1919年の栃木山以来、103年ぶりとなる新横綱から3場所連続優勝の偉業が懸かっている今場所。1差で追う展開となるが「自分の相撲に集中しているだけ。考えていないですね」と、周囲の状況に動じず残り7日間に臨む。

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