御嶽海が無傷の9連勝で単独首位 照ノ富士は勝ち越し 9日目

寄り切りで隠岐の海(奥)を破る御嶽海(撮影・野上伸悟)

<大相撲初場所>◇9日目◇17日◇東京・両国国技館

関脇御嶽海が無傷の9連勝で単独首位を守り、目標に掲げる2場所連続の2桁白星に王手をかけた。

立ち合いから隠岐の海の懐に入り、もろ差しで一方的に寄り切った。大関とりの足固めを期する今場所。19年秋場所以来3度目の優勝に向けても突っ走る。

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御嶽海を1差で追う横綱照ノ富士は、北勝富士を退けて勝ち越しを決めた。

2敗勢では阿炎、宝富士、琴恵光、琴ノ若の4人が優勝戦線に残った。

大関正代は小結明生に敗れて4勝5敗と、勝ち越しに向けて苦しい星勘定となった。

人気業師の宇良は逸ノ城との熱戦に敗れて、4勝5敗で黒星先行となった。

新入幕で元横綱大鵬を祖父に持つ王鵬は、豊山を破って6勝目。同じく新入幕の若元春は、照強を退けて5勝4敗と白星を先行させた。