阿炎に不覚、照ノ富士V争い1歩後退 103年ぶり快挙へ勝負の千秋楽へ

照ノ富士(左)は阿炎に押し出しで敗れる。後方右から2人目は長嶋終身名誉監督(撮影・河田真司)

<大相撲初場所>◇14日目◇22日◇東京・両国国技館

103年ぶりの偉業を目指す横綱照ノ富士(30=伊勢ケ浜)が、優勝争いから1歩後退した。

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西前頭6枚目の阿炎(27=錣山)に不覚を取った。相手の徹底したのど輪に押し込まれると、いなされて横向きに。立て直せないまま押し出された。自身が敗れたため、2敗で並走していた関脇御嶽海が単独トップに浮上した。

千秋楽は結びで御嶽海との直接対決が組まれた。勝てば3敗で並んだ照ノ富士、御嶽海、阿炎-琴ノ若の勝者3人による優勝決定ともえ戦にもつれ込む。

取組後のリモート取材には応じず、国技館を引き揚げた。1919年の栃木山以来、103年ぶりとなる新横綱から3場所連続優勝が懸かる今場所。集中力を高めて、勝負の千秋楽に向かう。

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