大相撲春場所の御免札設置、大阪で3年ぶり有観客開催へ高島理事「願いをこめて」

大相撲春場所の御免札を設置した担当の親方衆。左から高崎親方(元幕内金開山)、白玉親方(元幕内琴椿)、伊勢ノ海親方(元幕内北勝鬨)、高島部長(元関脇高望山)、富士ケ根親方(元小結大善)

大相撲春場所(3月13日初日、エディオンアリーナ大阪)の御免札が11日、会場内に設置された。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2年前は無観客開催、昨年は東京で開催された。今年は人数制限を設けた上で有観客で開催の予定。相撲ファンが多い大阪での有観客は3年ぶりとなる。

担当部長の高島理事(元関脇高望山)は「3月場所を開催する願いをこめて(御免)札を立てさせてもらいました。お客さんを入れるのは3年ぶり。感染対策を第一として無事に相撲を見て、帰っていただきたい」と15日間の無事を願った。

初場所は御嶽海(出羽海)が3度目の優勝を飾り、場所後に大関昇進を果たした。大阪は新大関としてお披露目の場所となる。

その御嶽海をはじめ、力士ら協会員に新型コロナウイルスの感染者が続出している現状ではあるが、高島部長は「不安といえば不安だが、われわれはお客さんの感染防止に徹する。相撲を楽しんでもらいたい」と力をこめた。