新大関御嶽海が緊張感あふれる白星発進、心情くみ取り八角理事長「明日から自分の力出せばいい」

協会あいさつする八角理事長(撮影・鈴木正人)

<大相撲春場所>◇初日◇13日◇エディオンアリーナ大阪

新大関の御嶽海(29=出羽海)が緊張の中、白星発進した。平幕の巨漢・逸ノ城(28=湊)を相手に、先場所のような力強さは影を潜めたが、最後は十分に腰を落とし押し出した。

そんな新大関の心情をくみとったのが、協会トップの八角理事長(元横綱北勝海)だ。いつにないフワッとした出足で押し込まれた御嶽海の立ち合いに「ちょっと緊張していたね。立ち合いに思い切りがなかった。どうしても慎重になって相手を見て行ってしまった。体が大きい相手だから、思い切り行けば良かったけど、その後の流れは良かった」と分析した。

新大関の、それも初日なら緊張するのも当然のこととして「今日は内容うんぬんより勝つことが大事。明日から自分の力を出せばいい」と、大関に上がった者なら誰もが経験することを察した。御嶽海は優勝3回を経ての大関昇進だが「優勝の経験と大関はまた違う。大関という難しい地位で優勝すれば、また違ってくる。関脇以下は思い切りやっての優勝だけど、横綱や大関は違うもの」と、背負う責任感の違いを強調。自らの新大関のころを思い起こし「上がった時は、勝たなければいけないという気持ちが強かった」と振り返っていた。