【序二段】虎徹が全勝 優勝決定戦で中島下す「今場所は自分の四つ相撲で勝てた」

大相撲春場所の各段優勝力士たち。左から十両優勝の竜電、幕下優勝の金峰山、三段目優勝の神崎、序二段優勝の虎徹、序ノ口優勝の琴手計(撮影・小沢裕)

<大相撲春場所>◇千秋楽◇27日◇エディオンアリーナ大阪

序二段優勝は虎徹(こてつ、20=大嶽)7戦全勝。

優勝決定戦で中島を寄り切りで下し、自身初の各段優勝を果たした。昨年名古屋場所中に右膝十字靱帯(じんたい)断裂の重傷を負い、稽古場の土俵に上がるのに約半年かかったという。周囲の励ましの声に支えられ、復帰2場所目で優勝。「今場所は自分の四つ相撲で勝てた。優勝決定戦でも前みつを取って前に出られた。優勝できてよかった」と声を弾ませた。

◆東62枚目 本名・山本亮我。三重県津市出身。20年春場所初土俵。179センチ、164キロ。左四つ、寄り。