朝乃山に完敗の和歌桜、立ち合いから一気「三段目の当たりではなかった。当たった瞬間から差が」

和歌桜(左)を突き出しで破る朝乃山(撮影・鈴木正人)

<大相撲名古屋場所>◇7日目◇16日◇ドルフィンズアリーナ

東三段目16枚目和歌桜(27=春日野)が、大関経験者の西三段目22枚目朝乃山(28=高砂)に突き出しで負けて、勝ち越しを決められなかった。立ち合いから一気に土俵外へ持って行かれ「何もさせてもらえなかった。強かったです。三段目の当たりではなかった。当たった瞬間から差があった」と脱帽した。

朝乃山との取組が決まった時には「ついに当たったか」と覚悟したという。師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)からは思い切りいくようにと言われ、朝乃山との対戦経験がある兄弟子で平幕の碧山と栃ノ心からは「組むと強いからまわしを取らせないようにいけば何か起こせるかもしれない」とアドバイスをもらったというが完敗だった。「貴重な経験だったので無駄にはしたくなかった。あっという間に終わってもったいなかったです」と振り返った。