朝乃山、負けなし6連勝 攻められても引かず前に出る姿勢崩さず 7戦全勝まであと1

勝呂(右)を押し出しで破る朝乃山(撮影・和賀正仁)

<大相撲名古屋場所>◇11日目◇20日◇ドルフィンズアリーナ

6場所出場停止明けで大関経験者の西三段目22枚目朝乃山(28=高砂)が、西三段目25枚目勝呂(25=藤島)を押し出しで下し、2日目の一番相撲から6連勝した。勝呂は拓殖大、日本通運をへて入門し、昨年九州場所で三段目100枚目格付け出しデビューの実力者。朝乃山は立ち合いから突き押しで攻められた。簡単にはまわしに手が届かなかったが、引かずに前に出る姿勢は崩さず。じりじりと土俵際へ追い込んで押し出した。7戦全勝まであと1勝。取組後には、オンライン取材には応じずに会場を後にした。

昨年5月に日本相撲協会の新型コロナウイルス対策ガイドライン違反が発覚し、6場所出場停止処分を受けた。出場停止明けとなった今場所は2日目に、昨年5月の夏場所11日目以来、418日ぶりの本場所出場を果たした。富山商高時代の恩師、浦山英樹さん(故人)からもらったしこ名「朝乃山英樹」の下の名前を、昨夏に急逝した父靖さんから授けてもらった本名の「広暉」に改名して臨むなど、再出発へ強い思いをにじませて土俵に上がっている。