朝乃若5連敗、新型コロナ後遺症は「大丈夫なので」 体調の回復強調も休場前の相撲見られず

塵手水(ちりちょうず)を切る朝乃若(撮影・小沢裕)

<大相撲九州場所>◇9日目◇21日◇福岡国際センター

休場明けの西幕下4枚目朝乃若(27=高砂)は5連敗となった。五番相撲で西幕下13枚目の西乃龍(22=境川)と対戦。立ち合いから相手を見ながら攻め手を探ったが、強く当たれず粘りがない。あえなく寄り切られ、いまだ白星なし。「流れをなんとか変えたいなと思い切って上手を取りに行きましたけど、ダメでした。体を入れ替えて寄りにいこうかと思ったんですけど、反省です」と振り返った。

先場所は新型コロナウイルスの後遺症により休場。体調については「大丈夫なので」と強調するも、依然として休場する前の場所で見せていたような鋭く当たって前に出る相撲が見られない。

師匠の高砂親方(元関脇朝赤龍)からは「思い切って何でもやってみなさい」と助言されている中で、今場所の残り二番をどう挑むか。「気持ちを切らさないように、悔いのないように一生懸命に頑張ります」と引き締めた。