貴景勝「チャンスは何回も来るものではないので」綱とりかかる初場所へ「精神的な部分にかけたい」

貴健斗に胸を借りて、ぶつかり稽古を行う貴景勝(撮影・平山連)

大相撲の大関貴景勝(26=常盤山)が21日、所属する東京・常盤山部屋での朝稽古に参加し、成績次第で横綱昇進が話題となる可能性がある初場所(来年1月8日、東京・両国国技館)について言及した。「そういうチャンスは何回も来るものではないので、やるしかないと思います。潜在的な気合がぐっと乗ってくれれば」と決意を示した。

11月の九州場所では阿炎、高安との優勝決定戦のともえ戦に敗れたが、12勝3敗で優勝同点。場所後の横綱審議委員会(横審)で高村正彦委員長(80)が貴景勝の綱とりについて協会側に見解を求めたところ、協会側は初場所で好成績で優勝すれば「形の上では(内規に)該当する。考慮することになるのではないか」と横綱推挙を諮問する可能性があると返答した。

この機会を生かせるかどうかは自分次第。貴景勝は「それを空回りさせるのも、良い状態に持っていくのも自分の精神力。自分の精神的な部分にかけたい」と力を込めた。この日は相撲は取らず、四股やテッポウなどをメインに汗を流した。「冬は体が動いてくるまでに少し時間がかかるので、準備が大事。今は基礎をしっかりやって体を作って、自分の体さえ良い感覚になれば申し合いを再開したい」と調整に励む。27歳となる来年へ「変に考えずに20歳ぐらいの時みたいに相撲が楽しいという感覚で取っていきたい」と話した。【平山連】