次期大関候補、関脇豊昇龍と若隆景ともに白星発進「2人とも今日のような相撲を」八角理事長

翔猿(右)を寄り切りで破る豊昇龍(撮影・鈴木正人)

<大相撲初場所>◇初日◇8日◇東京・両国国技館

125年ぶりの1横綱1大関という異例事態で迎えた新年最初の場所で、次期大関候補と期待される関脇2人が白星発進した。

豊昇龍(23=立浪)は左で張って翔猿(30=追手風)の出足を止めると、瞬時に右を差し、左も前みつを引いて一気の寄りで白星スタート。若隆景(28=荒汐)も返り三役の小結明生(27=立浪)を左を差し、右上手を引いて休まず寄り切った。

報道陣のリモート取材に応じた日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は、両者について内容分析や今後への期待について言及。若隆景には「立ち合いからの流れが良かった。(左も)下手を引きつけた方が安定するが(それよりも優先したのが)速さでしょう。相手が力を出す前に出た」と分析。右の上手についても、今後の対戦次第で「大きい人と対戦した時は(上手でなく)前みつじゃないと(小手投げなどで)振られて危ない」と研究の余地があることを指摘した。

豊昇龍についても、この日は張り差しが功を奏したが「張り差しとか変化して上手を取るとか、安易に楽な勝ち方をしないこと。張り差しでなくても馬力で持って行けるようにしないと自分の足も止まってしまう。自分の型を早く確立することだ」と求めた。最後には「焦っても仕方ないが、2人ともこの日のような相撲を取っていれば勝って行ける」と場所を引っ張る存在になることに期待した。

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