落合に土つけた玉正鳳「狙っていた相撲。バランス崩れると思った」してやったりの白星

はたき込みで玉正鳳(左)に敗れた落合(撮影・岩下翔太)

<大相撲春場所>◇2日目◇13日◇エディオンアリーナ大阪

新十両の東十両13枚目玉正鳳(29=片男波)が、所要1場所で十両昇進の“令和の怪物”落合にプロ初黒星をつけた。

「狙っていた相撲」とほくそ笑む。当たりの強い落合を立ち合い、もろ手で突き起こし、押されることも計算済みで土俵際ではたき込みを決めた。「引いてついてこられても、もう1回いけばバランスが崩れると思った」としてやったりの内容だった。

注目されている落合だが「気にしていない。同じ(立場)なんで」とキッパリ。これで2連勝。取組後は玉鷲の付け人を務める。「(1日が)長く感じますね」と多忙さも楽しむ笑顔が原動力となっている。